今やサロン並みの仕上がりも可能といわれている家庭用脱毛器。
自宅で好きな時に好きな部位だけ脱毛できるとあって人気急上昇中の家庭用脱毛器ですが、使用法を誤ると思わぬトラブルを招く恐れがあります。
特に危険性として高いといわれているのが、「ヤケド」「腫れやかぶれ」「埋没毛」の3つのトラブルです。
そこで今回は家庭用脱毛器で起こりうるこの3つの危険性について、原因や対処法も含めご紹介したいと思います。
脱毛器の危険性その1:ヤケド
家庭用脱毛器のトラブルで近年増えているのがヤケドです。
その原因となるのが、数ある家庭用脱毛器の中でも近年特に人気が高まりつつある光脱毛やレーザー脱毛ができる脱毛器です。
これらの脱毛器は特殊な光をムダ毛に照射することで毛根にダメージを与え、ムダ毛を減らしていきます。
仕上がりは家庭用脱毛器の中でもピカイチで、中にはサロン脱毛にひけをとらない脱毛器も販売されています。
ただ効果が高い分、使用法に十分な注意が必要です。
原因は強い出力で照射してしまうこと
光脱毛やレーザー脱毛ができる家庭用脱毛器は、光の照射レベルを自分で調整できるようになっています。
照射レベルが高いほど脱毛効果が高いのですが、効果を焦るあまり必要以上に高い出力で照射をおこなうとヤケドの原因になるので注意しましょう。
また光やレーザーは「黒いもの」に反応するため、ほくろやシミ、日焼けした肌も要注意です。
まずは弱い照射レベルから アイシングも忘れない
「早くムダ毛を処理したい!」と焦る気持ちもわかりますが、いくら効果が高いとはいえヤケドをして肌を痛めてしまっては本末転倒です。
自分の肌や毛ののタイプにあう照射レベルがわかるまでは、弱い出力から照射していきヤケドにならないかどうか確認しながらおこなうようにしましょう。
また光を照射したら、その都度しっかり冷やすことも忘れないこと。
ちょっと面倒でも綺麗な肌を目指すなら「急がば回れ」も大切です。
脱毛器の危険性その2:腫れやかぶれなどの肌トラブル
家庭用脱毛器のトラブルで大なり小なり起こりうるのが、腫れやかぶれなどの肌トラブルです。
これは使用方法に問題がある場合と、脱毛器自体が肌にあわない場合があります。
正しく使用しているのにトラブルが回避できないようであれば、残念ですが使用を中止することも肝心です。
使用頻度や照射回数が多すぎないかチェックしよう
腫れやかぶれがおこる原因で多いのが、使用頻度や照射回数が多い場合です。
脱毛器の種類によっても異なりますが、光脱毛器やレーザー脱毛器の使用頻度は2週間に1回程度になります。
効果を早くだしたいばかりに、毎日照射をおこなったり、同じ場所に何度も照射してしまうのは完全NG。
また乾燥肌や日焼けした肌もトラブルの原因になるので注意しましょう。
肌にあわないと感じたら速やかに中止すること
家庭用脱毛器で肌トラブルが出たら、いったん使用を中止して肌のケアを重点におきます。
同様に肌が乾燥していたり、日焼けしている場合もまずは肌のコンディションを整えることを忘れないようにしましょう。
肌の調子がもどったら、正しい使用法をもう1度確認したうえ使用回数や照射回数を減らしてみてください。
それでもやはりトラブルが起こるのなら、思い切って別の脱毛法に切り替えるほうが賢明かもしれませんね。
脱毛器の危険性その3:埋没毛
埋没毛はムダ毛を処理したあと、新たなムダ毛が皮膚の中に埋まったまま生えてくる状態のことです。
埋没毛になると肌に黒いブツブツができ、せっかくの肌が台無しになっていしまいます。
埋没毛を起こすのは、ムダ毛を引き抜くタイプの電気脱毛器が多く、光やレーザー照射するタイプの脱毛器には少ないといわれています。
肌をしっかり保湿して角質を柔らかくする
埋没毛を防ぐためには、肌の保湿を十分におこない、角質を柔らかくしておくことが重要です。
また週に1回程度スクラブなどを使用して古い角質を剥すのも効果的だといわれています。
ムダ毛を引き抜く脱毛はダメージ大 できれば違う脱毛法を選ぶこと
ムダ毛を引き抜いて脱毛するタイプの脱毛器は、毛穴に対するダメージが非常に大きくなります。
脱毛器としては価格も安いため、つい手をのばしたくなりますが肌がボロボロになってしまっては元も子もありません。
美しい肌を維持するためにも、肌に優しい脱毛法を選択するよう心がけましょう。
脱毛器は使用方法をしっかり確認してから使うこと
どんなに性能の良い脱毛器を使っても、使用法を間違えれば思わぬトラブルを招きかねません。
脱毛器の使用にあたっては説明書などをよく確認し、使い初めはゆっくりと自分の肌の反応をみながら進めていくように注意しましょう。