美顔器は直接顔に当てて使うものですから、副作用や危険性がないか気になりますよね。
万が一、顔が腫れたり赤くなったりすると周りからの視線も気になって、外を歩くのも辛くなります。
危険性のある美顔器の使い方を知って、肌トラブルを防ぎましょう。
副作用が出やすい人や、最も重大な副作用である金属アレルギーについてもご説明します。
Contents
危険性のある美顔器の使い方1:週に2〜3回以上使う
美顔器はスチームやローラーを除いて、多くても週に2〜3回までにしておくのが正しい使い方です。
早く効果を出そうと、毎日使ったり1日に何度も使ったりしてはいけません。
たとえばEMS美顔器は電気による刺激で表情筋を鍛えますが、使いすぎると筋肉への負担になります。
超音波美顔器は肌に振動を与えてマッサージ効果がありますが、やりすぎると肌が疲れます。
最悪の場合、肌トラブルになったりたるみが出たりする可能性もあります。
危険性のある美顔器の使い方2:使用禁止の場所で使う
眼球の真上や、喉にある甲状腺の上など、美顔器によっては使用してはいけない部位があります。
特に超音波美顔器は、こうした場所への使用はNGです。眼球を傷つけたり、甲状腺の異常が起こる可能性があります。
美顔器によっては、ケガをして傷ついている部位や、整形手術をした場所への使用ができないことも。
説明書をよく読んで、使用できる範囲を確かめましょう。
危険性のある美顔器の使い方3:間違ったジェルや美容液を使う
イオン導入の美顔器は、使っている美容液の成分を肌の奥へと送り込む効果があります。
美容液にパラベンや合成香料などの添加物が入っていると、思わぬ肌トラブルを起こす原因に。
イオン導入の美顔器を使うときは、美容液やジェルに添加物が入っていないか注意しましょう。
その他の美顔器であっても、肌に合わないジェルや美容液を使うと肌荒れすることがあります。
危険性のある美顔器の使い方4:ジェルを使わない
ジェルが必要な機器を、ジェルをつけずに使うのは危険です。
効果がなかったり減少したりするだけでなく、肌に刺激が直接伝わることで、肌トラブルを引き起こす可能性が。
ジェルは美顔器のヘッドの滑りをよくすることで、肌を守る意味もあります。
ケチって量を減らしたり、ジェルなしで使ったりするのはやめましょう。
美顔器で副作用が出やすい人とは
美顔器で副作用が出やすい人と、出にくい人がいます。特に注意が必要なのはこのような人です。
- 妊娠中:人によっては肌荒れすることも。
- アトピー:ジェルや美顔器の刺激で肌荒れする可能性がある。
- アレルギー体質:ヘッドに使われている金属でアレルギー症状を起こすことも。
- 敏感肌:ジェルや美顔器の刺激で肌の調子が悪化することもある。
- 肌の調子が悪い時:美顔器の刺激でさらに肌の状態が悪化する。
こうした人はできれば使わないほうが良いです。しかし肌荒れしない妊婦さんや、プラチナなら金属アレルギーが出ないという人もいるでしょう。
特に問題ないと自分で判断できるなら、様子を見ながら使いましょう。万が一症状が起こった場合は、すぐ医師に相談しましょう。
- 目の手術後や歯の治療中など:美顔器の刺激で、病気等が悪化する可能性も。スチーマーはOK。
- 子ども:安全のため、幼い子どもには使わせないこと。
- ペースメーカーなどの電子機器を使っている人:電子機器の故障につながるため危険。スチーマーや電気を使わないコロコロローラーならOK。
こうした人は、特定の美顔器は使用できません。美顔器の中でもスチーマーは、比較的問題ないことが多いです。
美顔器の重大な副作用:アレルギー反応
美顔器を使う中でも最も重大な副作用は、アレルギー反応です。特に美顔器のヘッドで金属アレルギーが起こりやすいです。
肌へ当てた部分に赤みやかゆみ、ブツブツ、腫れなどの症状が起こります。
購入する前に何の金属が使われているかを確認し、使う前には腕などでパッチテストを行いましょう。
- プラチナ:場合によってアレルギーが出るが比較的安全
- 金:場合によってアレルギーが出るが比較的安全
- チタン:安全性が高い
- ゲルマニウム:安全性が高い
- セラミックス:金属ではなく陶器なので安全
- スチーマーの美顔器:顔に金属を当てないので素材に関わらず安全
金やプラチナといった比較的安全と言われる金属であっても、まれにアレルギーを起こすことがあります。
これらの金属で症状が出なくても、コーティングが剥がれることでアレルギーになる場合も。心配なら内部まで同一の素材でできたものを選びましょう。
はじめは問題なくても、使い続けるうちにアレルギーが出る人もいます。アレルギーの症状が出たら、使用中止してください。
まとめ:美顔器には危険性や副作用もあるが普通に使えば問題ない
妊婦さんやアトピー・アレルギー体質など、美顔器の説明書に書かれた注意事項に当てはまる人は注意が必要です。
当てはまらない人は、肌の調子が良い時に使えば問題ありません。
危険性が低くて正しい使い方とは、このようなものです。
- 使用は週に2〜3回まで。
- 甲状腺の上など使用禁止の場所で使わない。
- 美容液やジェルに余計な添加物がないかチェックする。(特にイオン導入)
- ジェルが必要な美顔器では必ずジェルを使う
こうした約束事を守っていれば、特に危険性や副作用は気にする必要はありません。安心して美顔器を使ってくださいね。