今やサロン並みの仕上がりともいわれるほど優秀な家庭用脱毛器が多く販売されていますね。
ただどんな優れた脱毛器でも、使い方を間違えれば効果が得られないばかりか思わぬトラブルを引き起こしてしまう可能性も。
特に脱毛前の事前準備と照射レベルの設定、そして脱毛後のケアには注意が必要です。
そこで今回は特に人気の高い光脱毛タイプ脱毛器(ケノンなど)の基本的な使い方ややり方のコツなどを詳しくご紹介したいと思います。
Contents
脱毛器の使い方その1:脱毛するムダ毛を剃る
脱毛器を使い始める前に、まずはムダ毛をカミソリやシェーバで剃っておきましょう。
毛を剃る処理は脱毛直前よりも、脱毛する2~3日前あたりにおこなうほうが理想的です。
「脱毛するのに毛を剃るの?」と不思議に思うかもしれませんが、あらかじめ毛を剃っておくことは脱毛器の使用においては非常に重要です。
ムダ毛が長いままだと脱毛器の効果が半減
脱毛器から照射される光は黒いもの(メラニン色素)に作用する性質があります。
光脱毛タイプはこの原理を応用して、照射する光で毛根にダメージを与えることでムダ毛を処理していきます。
つまり光のパワーを毛根にだけ集中させるほうが効果が上がるというわけです。
ムダ毛が長いままだと毛全体に光が作用してしまうので、毛根にあたえるダメージが弱くなり効果が半減してしまいます。
ヤケドや腫れなどの肌トラブルを予防する
ムダ毛が長いままだと照射された光によってムダ毛全体が発熱してしまい、照射後にヤケドや腫れなどのトラブルの原因になってしまいます。
ですので脱毛前には必ずムダ毛の処理をおこなっておきましょう。
脱毛器の使い方その2:照射レベルを調整する
光脱毛タイプの脱毛器は照射レベル(光の強さ)を自分で調整できるようになっています。
光脱毛タイプで代表的なケノンの場合、照射レベルは1~10までの10段階に設定されており、数字が大きいほど照射レベルが強く、脱毛効果が高くなります。
最初は弱いレベルからはじめる
照射レベルが強いほど脱毛効果はあがりますが、一方で痛みやヤケド、肌あれなどのリスクも高くなるので注意が必要です。
肌質は人によっても大きく違い、また照射する部位によっても変わります。
効果を焦らず、使い始めは弱い照射レベルから順にあげていくようにしましょう。
部位によって照射レベルをかえる
照射レベルは脱毛する部位によっても変えた方がよいかもしれません。
顔の産毛や背中など、細く柔らかいムダ毛は小さめのレベルで、ワキやひざ下、ヒゲなど太くて硬いムダ毛には強めのレベルで照射します。
痛みと効果のバランスを見て照射レベルを変更すべきですが、痛みや毛の太さは個人差があるためある程度実施してみて自分に合うものを探す必要があります。
脱毛器の使い方その3:照射する部位を十分に冷やす
光脱毛タイプの脱毛器は、光を照射する前後で必ず脱毛部位を十分に冷やしましょう。
照射前の冷却は、脱毛時の痛みの軽減やヤケドの予防に効果があります。
脱毛器には付属品として冷却材が付いているものもありますが、家庭でよく使用する保冷材を応用するのも良いでしょう。ケーキ購入時についてくる保冷剤でも特に問題ありません。
保冷剤が一つだけだと、脱毛中に溶けてしまい冷やしにくくなるため、私の場合はハーブスでもらったケーキ用の保冷剤をいくつか利用しています。
脱毛器の使い方その4:ハンドピースを当て、光を照射する
その3までの準備が終わったら、いよいよ脱毛開始です。
照射時はかなりまぶしいので、付属のサングラスをかけるようにしてください。
脱毛器の光は「メラニン色素に反応する」ため、目の黒目にも反応してしまいます。目を保護しないと危険なんですよ。
もちろん、目を直接照射しなければ危険性はほぼないですが、念のためサングラスはしておきましょう。
それからハンドピースを脱毛する部位に隙間がないようにぴったりと当て光を照射し、終わったらハンドピースの位置をずらして次の部位も同様に照射を続けていきます。
照射の度に冷却すること
最初に冷却した部位の照射が終了した段階で、再度照射した部位を冷却します。
光脱毛タイプの脱毛器は冷却⇒照射⇒冷却が使い方の基本です。
少し面倒くさくも感じますが、トラブルを避けて綺麗なお肌を手に入れるためには必要な作業だと思って根気よく続けてくださいね。
脱毛器の使い方その5:保湿する
脱毛をおこなった部位は乾燥しやすくなっているため、処置が終わったあとは保湿剤などで肌を十分に潤すようにしましょう。
保湿が十分でない肌は脱毛効果も低下するので、毎日のケアも十分におこなってくださいね。
※私はすぐに脱毛器を使ってすぐに保湿とかはしてません(笑)特に肌トラブルになったということもないので大丈夫だと思いますが、心配な方は保湿をすぐした方がよいでしょう!
脱毛器を利用する間隔・期間はどれくらいがよいのか?
一般的に脱毛器を利用するのは2週間に1度程度で照射するのがよいといわれています。
毛周期というものがあり、毛の生え変わりのサイクルが2週間程度で行われているので順次すべての毛を攻撃していくのに最適な期間だからです。
私の場合は、2週間に一度の週末に脱毛器を利用するようにしていましたが、部位によって差はあるものの3ヶ月から1年程度でおおむね脱毛が完了しました。
隔週(2週間に一度)の利用で得られた効果!
部位 | 期間 | 脱毛回数 | ツルツル度 |
VIO | 7ヶ月 | 14回 | ![]() |
脇 | 6ヶ月 | 12回 | ![]() |
顔 | 6ヶ月 | 12回 | ![]() |
手 | 3ヶ月 | 6回 | ![]() |
脚 | 4ヶ月 | 7回 | ![]() |
背中・うなじ | 12ヶ月 | 25回 | ![]() |
乳輪・乳首 | 3ヶ月 | 6回 | ![]() |
胸毛(女性) | 5ヶ月 | 10回 | ![]() |
髭(男性・旦那) | 12ヶ月 | 23回 | ![]() |
より詳しくはビフォーアフター写真付きで以下で公開しています。
部位ごとに特筆すべき脱毛器のやり方・使い方を解説!
特に自分で脱毛を行うのが大変な部位の脱毛器の利用方法・やり方を紹介していきます。
背中
背中の脱毛を行う場合、一工夫する必要があります。
自力で一人で行う場合
合わせ鏡を利用して背中の照射部位を確認しながら行うのがよいでしょう。
合わせ鏡を利用すると左右が逆になるので、多少照射する部分を調整するのが難しくなります。間隔を置かずにすぐに隣の場所を照射していくのがコツです。
協力者に照射してもらう
私の場合は最初は自力で合わせ鏡で背中の脱毛を行っていましたが、面倒なので旦那に手伝ってもらうようにしました。
旦那でなくても母親などに手伝ってもらうなど、協力者がいるとかなり楽になります。
デリケートゾーン・VIO
デリケートゾーン周りの脱毛器利用は自力で行うのはかなり大変です。
Vラインは他の部位と大差なし!
Vラインは毛が濃いだけなので使い方はあまり変わりません。
ただ、照射レベルを強めの設定にして行うのがよいですね!もしくは、ケノンのような「ストロングカートリッジ(出力強め)」がついているものなら、付け替えて行うのがよいです!
Iライン・Oラインは危険!
IラインとOラインは自分で脱毛器を使って実施するのが困難な部位です。私は残念ながら断念しました。
ただ、実施する場合は「デリケートゾーンを照射しないようにパンツを食い込ませて照射する」のがよいといいます。
脱毛サロン・クリニックでもデリケートゾーンを保護するパンツなどを利用して脱毛するので、自宅で行う場合も同じ方法がよいでしょう。
男性
男性の場合は特に多いのが髭の脱毛を行うことですが、髭は非常に濃く太い毛なので照射レベルをかなり強めにしましょう。
私の旦那も髭の脱毛をケノンで行いましたが、ストロングカートリッジのレベル10(MAX)で行って、1年で比較的ツルツルになりました。
脱毛器利用でNG方法・危険な方法は?
脱毛器の利用でちょっと危ない所とかってないのか気になるかもしれません。
確かに注意しなければならないポイントがあるのでご紹介していきます。
生理中・妊娠中・出産後の注意点
生理中や妊娠中、出産後はホルモンバランスが崩れるため、普段と異なるため注意が必要です。
注意点
- 生理中:痛みが強くなる・脱毛効果が弱まる可能性あり
- 妊娠中:脱毛効果が弱まる・脱毛による身体的ストレスが胎児へ悪影響の可能性あり
- 出産後:授乳期間中は生理中と同様の危険性あり
どれも可能性はあまり高くはありませんが、脱毛にマイナスの効果を生むかもしれません。
ホクロ・タトゥー・ニキビなどの注意点
ホクロやタトゥー、ニキビなどの他よりもメラニン色素が強い部分は脱毛器が過敏に反応して火傷や痛みが強くなる可能性があります。
そのため、ホクロやタトゥー、ニキビなどを避けながら脱毛器を利用した方がよいでしょう。
避ける方法
- 該当部位にシールや絆創膏を張る
- 該当部分を避けて照射する
ちなみに、多少のホクロやニキビ程度なら私は無視して行っていますが、特に痛みが強かったり火傷するようなことはありませんでした。
正しい脱毛器の使い方をマスターして綺麗な肌を手に入れよう!
せっかく購入した脱毛器を効果的に使うためにも、正しい使用法をしっかりおさえておくことは大切です。
ちょっと面倒だな・・・と感じることも多いでしょうが、慣れると意外と簡単というか苦にはならないので!